実験 006特別編・米国中間選挙

中間選挙のあと米国株は21連勝。今年も上がるか約100年分で確かめた

アメリカの中間選挙のあと、株は上がりやすいって本当?

検証の記録です。投資助言ではありません。

22/24中間選挙の1年後にS&P500が上がった回数
本当だった

結論

  • 中間選挙の1年後、S&P500は24回中22回プラス(1942〜2022年は21連勝)。ほかの年は62.5%
  • 選挙前に下がっていた年は、11回中10回が1年後に戻っていた。普段の年は半々
  • 今年のように選挙前に+10%より上がっていた年は9回中8回プラス。ただ最近の3回は+4〜7%と小さめ
使ったデータ
S&P500(1928〜2026年)・日経平均(1970年〜)・ドル円(1996年〜)の日足

検証の中身

項目 内容
データ S&P500の終値(1928〜2026年)、日経平均(1970年〜)、ドル円(1996年〜)
投票日 11月の第1月曜の翌日(火曜)
基準 投票日前日の終値
1年後 投票日の365日後(休みなら直前の取引日)の終値
選挙前の1年 投票日の365日前から前日まで

1957年より前のS&P500は、当時の指数(採用銘柄が今より少ない)をつないだものです。

結果:21連勝

中間選挙の1年後のS&P500(1942〜2022年)
24.3% 1942
0.1% 1946
16.2% 1950
33.2% 1954
11.1% 1958
24.8% 1962
12.9% 1966
13.7% 1970
22.0% 1974
4.9% 1978
21.7% 1982
1.3% 1986
24.0% 1990
27.8% 1994
21.9% 1998
15.8% 2002
6.9% 2006
4.5% 2010
4.2% 2014
12.4% 2018
15.1% 2022

目盛り 0.0%〜35.0%

1942年から2022年まで、21回連続でプラスでした。ただし1946年は+0.1%で、ぎりぎりの勝ちです。

さかのぼると負けた年もあります。1930年(大恐慌、−36.8%)と1938年(−5.1%)です。

1年後に上がった割合(1930〜2022年)
中間選挙の年(24回) 91.7%
ほかの年(72回) 62.5%

目盛り 0%〜100%

下げた分が戻っただけ?

「選挙前に下げていたから、戻っただけでは?」と思って調べました。

選挙前の1年で下がっていた年、その後1年で上がった割合
中間選挙の年(11回) 90.9%
ほかの年(14回) 50%

目盛り 0%〜100%

普段の年は、下げたあとに戻るかはちょうど半々でした。中間選挙の年だけ、11回中10回戻っていました(平均+14.4%)。

今年はどうか

今年は選挙前の1年で+10.1%上がっています。同じように+10%より上がっていた年は、9回中8回が1年後にプラスで、平均+10.5%、真ん中の値は+6.9%でした。

ただ、似た状況だった最近の3回(2006・2010・2014年)は、+6.9%・+4.5%・+4.2%と小さめです。

ほかの市場

  • 日経平均の1年後:13回中10回プラス(1974〜2022年)
  • ドル円の1年後:7回中、円安2回・円高5回(1998〜2022年)。回数が少なく、はっきりしたことは言えません

注意

回数が少ないため、偶然の偏りの可能性は残ります。理由としては、大統領の任期3年目に景気対策が増えやすい「大統領サイクル」がよく挙げられます。

答え合わせ

2026年11月2日(投票日前日)のS&P500終値 7,541.40 を基準にして、2027年11月に結果を確かめます。

この実験を60秒の動画で見るYouTubeショート「AIためしてみた研究所」

使った道具

  • Pythonデータの集計
  • Yahoo Finance の日足データS&P500・日経平均・ドル円